第03話 部活見学へ行こうpart1
入学式後、週末を挟んで新しい週の始まった月曜である今日は、新入生、上級生問わず特に授業は無い。したがって、全学年簡単なHRがある程度だった。
HRが終わればそこで学校も終了となる訳だが、それでも帰路に着く生徒の数は疎らだった。
「よし、部活見学へ行こう! 今すぐ行こう!」
その理由はこれだ。今日から1週間の間は部活見学と仮入部に充てられている。この1週間で色々な部活を見学した後、来週から正式に入部となるのだ。元々、入部する部活が決まっているならば練習に参加する事も出来る為、そういった者にとっては仮入部期間ともいえる。
「涼くんはやっぱりバスケットボールやるの?」
桃ちゃんが覗き込む様に、突っ立っている俺の方へと視線を向けて来る。
相変わらずなんて可愛いんだこの野郎! いや、女の子だから野郎じゃないか。だったら何だろう……ん〜分からん。
あれ? そんな事よりも何で俺がバスケをやるって分かったんだ? これが噂の読心術というやつなのだろうか。
「何で俺がバスケをやっている事を知ってるんだ?」
「っ! か、勘だよ! 多分そうなんだろうなーって。うん、そういう事だよ」
な、何だ? 俺はそんなにバスケ臭がするのだろうか。この不自然極まりない自己解決が怪し過ぎる。まぁ、単に俺のバスケットボールプレイヤーとしての資質がそう思わせたのかもしれないが。フフフ。
「うむ。俺はバスケ一筋! これは例え桃ちゃんが相手でも曲げられん!」
「い、いや、別に私は何も言ってないんだけど……。それよりうらやましいな〜、入る部活が決まってるなんて」
俺の面倒臭い発言を難無く避けた桃ちゃんは、やや俯きがちに呟いた。その様子から察するに、真に羨望が込められている気がしてならなかった。
「桃ちゃんはまだ決まってないのか?」
「うん。中学は手芸部に入ってたんだけど、私、めちゃくちゃ不器用であんまり向いてなかったんだ。でも、だからといってやりたい事があるわけじゃないし……」
言い終えると同時に桃ちゃんはさっきよりもさらに深く俯いてしまった。
おぉ、なんという負のスパイラル。それに、何だこの抱きしめたくなる衝動は……。まぁ、俺にそんな大反れた事をする勇気は無いけどな。……えぇそうですよヘタレですよ。
「はい決まり。桃ちゃんは俺とこれからバスケ部の見学に行こう」
「え?」
「強制です。何と言おうと付いて来てもらいます」
「う、うん」
思い立ったら即行動。コレ基本ネ。
バスケに興味が有るかは分からないが、これも可能性の1つとして桃ちゃんには見てもらいたいと思った。俺は有無を言わさずに桃ちゃんの手を引きながらそのまま教室を出るのであった。
その際、『やっべ、手握っちゃったよ!』と内心ハラハラで歩いていたが、桃ちゃんは手を振り解いたりする素振りを見せるどころか妙に嬉しそうにしていたので正直ホッとした。俺の友情がきっと桃ちゃんにも伝わったのだろう。うんうん。
栄稜高校には体育館が3つあり、建てた年代と規模から第1体育館が1番新しくて大きく、第3体育館が1番古くて小さい。ちなみに入学式が開かれたのはこ の第1体育館であった。新入生を含めた全生徒と、新入生に見合った保護者。さらに教員を含めた全員が難無く入れる規模だといえばその大きさも理解してもら えるだろう。
しかし、何故今この話をしているか。それは――
「ここが第3体育館……? こ、恐過ぎる……」
俺の眼前にそびえ立つお化け屋敷もとい第3体育館。昭和の時代を生き抜いた感を醸し出しているそれは、取り壊しを強く推すべき建物だった。だが望くん先生曰く、ここで男子と女子のバスケ部が練習しているらしい。
「随分と古いところだね……」
桃ちゃんのボヤキに深く頷く俺。ここまで入るのを躊躇う所なんて、そうそう無い。
半ばとりあえず今日は見学を諦めて後日また心の準備をした後に来ようと考えていた時、鈍い音を上げながらお化け屋敷の扉が急に開かれた。
「新入部員か!?」
扉を開いた主は鼻息をフンフンと噴出しながら、特に俺に視線を合わせながらそう言った。
時間と場所を間違えればそっち方面に勘違いしてしまいそうな頬の赤みと共に。
「い、いや、今日は見――」
「入部おめでとう! さぁさぁ、中に入れ!」
「えぇ!? ちょ、ちょっと!」
俺が言い終えるよりも前に、このバスケ部の先輩らしき人に無理やり腕を引っ張られ体育館内へと引き摺り込まれるのだった。当然俺も抗ってみたが、先輩の力の強い事なんの。
俺は引き摺られてバランスを崩し、そのままポテっとこけた。その間、桃ちゃんは呆然と後ろから見守っていてくれていた。助けてー。
「改めて入部おめでとう! お前の名前は?」
何事も無かったかのように先輩は満面の笑みで自己紹介を促してくる。しかも、もうバスケ部へ入部が決まっているらしい。
「いや、だから今日は見――」
「何ぃぃぃ!? 俺の期待を裏切るつもりか!? この思わせ振り野郎ー!」
先輩は泣き真似をしつつ、俺の目の前を空気を切り裂きながらフックが通過して行った。
危なっ!? 今の喰らったら意識なんて軽く飛んじゃいますって!
それにしても、勝手に勘違いして何て言い草だ。まぁ、あのフックを見た時はさすがに泣きそうだったけど。この先輩、色んな意味で力強過ぎる。
「は――」
「話を聞いてくれだと!? 却下だ!」
す、凄いなオイ! 俺まだ『は』しか言ってなかったんですよ!? 一体何者なんですかあなたは。
「だ――」
「だから話を聞けだと!? 知らんわ!」
俺……心が折れそうだよ。ここまで喋らさせてくれないなんて拷問だ……。もうあなたの事を凄いとか言いません。
そんな半泣き状態に俺が追い詰められている時、後ろからやや控え目な声が通った。
「あ、あの〜、涼くんの話も聞いてあげてもらえませんか……?」
恐る恐る先輩の表情を窺うように桃ちゃんがこちらに歩み寄って来た。
「分かった」
あっさりー!? 桃ちゃんの言葉が遮られるのもどうかと思うが、この先輩が普通に対応してるのを見るとそれはそれで傷付くって!
この扱いの差。理不尽です。
「で、何が言いたかったんだ?」
シレっと言い放つ先輩にジト目で返しながら、もう俺は正直この一連の流れがどうでもよくなっていたりした。
「あーもー入部しますーよろしくお願いしますー」
へへ、適当に言ってやった。元々バスケ部には入部するつもりだったからな。だが、いきなりの事で若干反発してみたい気がしたりしなかったり。つまりはそういう事だ。
「おぉ! それでこそ俺の見込んだ男! ――俺は男子バスケ部の部長、3年森下 健太(もりした けんた)だ。これから力を合わせて頑張ろう!」
俺の適当な物言いには少しも触れず、森下部長は自己紹介と共に何とも暑苦しい抱擁で俺を地獄へと誘った。
あ、暑い! しかも力強過ぎ! つ、潰れる……。
それから約数十秒後、顔色が明らかに危険な色へと変色し出した事に桃ちゃんが気付き、俺は辛くも一命を取り遂げたのだった。
「あ、あぁー死ぬかと思った……」
初めて天使を見た15歳の春。これは一生忘れる事が無いだろう。
「何だか悪いな。力が有り余ってるもんだから、つい」
森下部長は茶目っ気から少し舌を出して「ごめんね」と付け加えてみるが、俺は著しく吐き気を引き起こす事となった。何を隠そう、この人は修と同等の身長 を持っていながら横幅も広い。しかし、ただ太っているだけでなくそれがほぼ筋肉で構成されているからまた厄介だ。その上に坊主というのもまたはまってい る。暑苦しいたる所以がそこにあった。
「い、いえ、もういいですよ……忘れますから。それより、1−Cの加住 涼です。よろしくお願いします」
「あぁ、よろしく。他の部員は、舞台上で座禅を組んでいるのが2年の澤井 武雅(さわい むが)な。後、こっち向いてピースしてるのも2年の菊池 陽(きくち よう)だ」
な、なんと個性的な方々なんでしょうか。誰一人真面目に練習に励んでいないっていう……。
無表情で目を瞑りながら何か悟りの境地を開きつつある澤井さんは、座っているからこそあまりよく分からないものの、おそらくは中肉中背。見た感じの体型が俺に似ていた。ちなみに俺の身長は172です。さらに、髪が目元を覆い隠さんばかりに長いのも少し気になる。
対して菊池さんのあの身長は如何なものだろう。中学生――いや、小学生にもあの背丈の少年は結構いると思うぞ。とにかく、菊池さんの容姿を良い様に言えば『可愛らしい』。悪く言えば『豆』。これが大変しっくりきます。
まぁ、まだ見えないけど他の部員さんはもっと普通の人達だろう。きっと。
「まぁ総勢3名の部活だが、これから一緒に頑張ろう!」
……あ、あれ〜? 聞き間違いかな? まさか人気の高いスポーツであるバスケットボール部の部員がたった3人だってさ〜。
「で、他の部員の方は?」
「以上! 総勢3名!」
あ、ありねぇぇぇ! 学校に1000人近い生徒がいるのになんだよ3人って! 怪しい部活でももっと集まるぞ!?
ここの部活、何かとてつもなく嫌な予感がするのは俺だけだろうか。
それから遅れる事、30分。何食わぬ顔で部活見学にやって来た王子様も、このバスケ部の現状を聞いて開いた口が塞がらなかったとか。
いや、ほんとこれからどうなるんでしょうね?
HRが終わればそこで学校も終了となる訳だが、それでも帰路に着く生徒の数は疎らだった。
「よし、部活見学へ行こう! 今すぐ行こう!」
その理由はこれだ。今日から1週間の間は部活見学と仮入部に充てられている。この1週間で色々な部活を見学した後、来週から正式に入部となるのだ。元々、入部する部活が決まっているならば練習に参加する事も出来る為、そういった者にとっては仮入部期間ともいえる。
「涼くんはやっぱりバスケットボールやるの?」
桃ちゃんが覗き込む様に、突っ立っている俺の方へと視線を向けて来る。
相変わらずなんて可愛いんだこの野郎! いや、女の子だから野郎じゃないか。だったら何だろう……ん〜分からん。
あれ? そんな事よりも何で俺がバスケをやるって分かったんだ? これが噂の読心術というやつなのだろうか。
「何で俺がバスケをやっている事を知ってるんだ?」
「っ! か、勘だよ! 多分そうなんだろうなーって。うん、そういう事だよ」
な、何だ? 俺はそんなにバスケ臭がするのだろうか。この不自然極まりない自己解決が怪し過ぎる。まぁ、単に俺のバスケットボールプレイヤーとしての資質がそう思わせたのかもしれないが。フフフ。
「うむ。俺はバスケ一筋! これは例え桃ちゃんが相手でも曲げられん!」
「い、いや、別に私は何も言ってないんだけど……。それよりうらやましいな〜、入る部活が決まってるなんて」
俺の面倒臭い発言を難無く避けた桃ちゃんは、やや俯きがちに呟いた。その様子から察するに、真に羨望が込められている気がしてならなかった。
「桃ちゃんはまだ決まってないのか?」
「うん。中学は手芸部に入ってたんだけど、私、めちゃくちゃ不器用であんまり向いてなかったんだ。でも、だからといってやりたい事があるわけじゃないし……」
言い終えると同時に桃ちゃんはさっきよりもさらに深く俯いてしまった。
おぉ、なんという負のスパイラル。それに、何だこの抱きしめたくなる衝動は……。まぁ、俺にそんな大反れた事をする勇気は無いけどな。……えぇそうですよヘタレですよ。
「はい決まり。桃ちゃんは俺とこれからバスケ部の見学に行こう」
「え?」
「強制です。何と言おうと付いて来てもらいます」
「う、うん」
思い立ったら即行動。コレ基本ネ。
バスケに興味が有るかは分からないが、これも可能性の1つとして桃ちゃんには見てもらいたいと思った。俺は有無を言わさずに桃ちゃんの手を引きながらそのまま教室を出るのであった。
その際、『やっべ、手握っちゃったよ!』と内心ハラハラで歩いていたが、桃ちゃんは手を振り解いたりする素振りを見せるどころか妙に嬉しそうにしていたので正直ホッとした。俺の友情がきっと桃ちゃんにも伝わったのだろう。うんうん。
栄稜高校には体育館が3つあり、建てた年代と規模から第1体育館が1番新しくて大きく、第3体育館が1番古くて小さい。ちなみに入学式が開かれたのはこ の第1体育館であった。新入生を含めた全生徒と、新入生に見合った保護者。さらに教員を含めた全員が難無く入れる規模だといえばその大きさも理解してもら えるだろう。
しかし、何故今この話をしているか。それは――
「ここが第3体育館……? こ、恐過ぎる……」
俺の眼前にそびえ立つお化け屋敷もとい第3体育館。昭和の時代を生き抜いた感を醸し出しているそれは、取り壊しを強く推すべき建物だった。だが望くん先生曰く、ここで男子と女子のバスケ部が練習しているらしい。
「随分と古いところだね……」
桃ちゃんのボヤキに深く頷く俺。ここまで入るのを躊躇う所なんて、そうそう無い。
半ばとりあえず今日は見学を諦めて後日また心の準備をした後に来ようと考えていた時、鈍い音を上げながらお化け屋敷の扉が急に開かれた。
「新入部員か!?」
扉を開いた主は鼻息をフンフンと噴出しながら、特に俺に視線を合わせながらそう言った。
時間と場所を間違えればそっち方面に勘違いしてしまいそうな頬の赤みと共に。
「い、いや、今日は見――」
「入部おめでとう! さぁさぁ、中に入れ!」
「えぇ!? ちょ、ちょっと!」
俺が言い終えるよりも前に、このバスケ部の先輩らしき人に無理やり腕を引っ張られ体育館内へと引き摺り込まれるのだった。当然俺も抗ってみたが、先輩の力の強い事なんの。
俺は引き摺られてバランスを崩し、そのままポテっとこけた。その間、桃ちゃんは呆然と後ろから見守っていてくれていた。助けてー。
「改めて入部おめでとう! お前の名前は?」
何事も無かったかのように先輩は満面の笑みで自己紹介を促してくる。しかも、もうバスケ部へ入部が決まっているらしい。
「いや、だから今日は見――」
「何ぃぃぃ!? 俺の期待を裏切るつもりか!? この思わせ振り野郎ー!」
先輩は泣き真似をしつつ、俺の目の前を空気を切り裂きながらフックが通過して行った。
危なっ!? 今の喰らったら意識なんて軽く飛んじゃいますって!
それにしても、勝手に勘違いして何て言い草だ。まぁ、あのフックを見た時はさすがに泣きそうだったけど。この先輩、色んな意味で力強過ぎる。
「は――」
「話を聞いてくれだと!? 却下だ!」
す、凄いなオイ! 俺まだ『は』しか言ってなかったんですよ!? 一体何者なんですかあなたは。
「だ――」
「だから話を聞けだと!? 知らんわ!」
俺……心が折れそうだよ。ここまで喋らさせてくれないなんて拷問だ……。もうあなたの事を凄いとか言いません。
そんな半泣き状態に俺が追い詰められている時、後ろからやや控え目な声が通った。
「あ、あの〜、涼くんの話も聞いてあげてもらえませんか……?」
恐る恐る先輩の表情を窺うように桃ちゃんがこちらに歩み寄って来た。
「分かった」
あっさりー!? 桃ちゃんの言葉が遮られるのもどうかと思うが、この先輩が普通に対応してるのを見るとそれはそれで傷付くって!
この扱いの差。理不尽です。
「で、何が言いたかったんだ?」
シレっと言い放つ先輩にジト目で返しながら、もう俺は正直この一連の流れがどうでもよくなっていたりした。
「あーもー入部しますーよろしくお願いしますー」
へへ、適当に言ってやった。元々バスケ部には入部するつもりだったからな。だが、いきなりの事で若干反発してみたい気がしたりしなかったり。つまりはそういう事だ。
「おぉ! それでこそ俺の見込んだ男! ――俺は男子バスケ部の部長、3年森下 健太(もりした けんた)だ。これから力を合わせて頑張ろう!」
俺の適当な物言いには少しも触れず、森下部長は自己紹介と共に何とも暑苦しい抱擁で俺を地獄へと誘った。
あ、暑い! しかも力強過ぎ! つ、潰れる……。
それから約数十秒後、顔色が明らかに危険な色へと変色し出した事に桃ちゃんが気付き、俺は辛くも一命を取り遂げたのだった。
「あ、あぁー死ぬかと思った……」
初めて天使を見た15歳の春。これは一生忘れる事が無いだろう。
「何だか悪いな。力が有り余ってるもんだから、つい」
森下部長は茶目っ気から少し舌を出して「ごめんね」と付け加えてみるが、俺は著しく吐き気を引き起こす事となった。何を隠そう、この人は修と同等の身長 を持っていながら横幅も広い。しかし、ただ太っているだけでなくそれがほぼ筋肉で構成されているからまた厄介だ。その上に坊主というのもまたはまってい る。暑苦しいたる所以がそこにあった。
「い、いえ、もういいですよ……忘れますから。それより、1−Cの加住 涼です。よろしくお願いします」
「あぁ、よろしく。他の部員は、舞台上で座禅を組んでいるのが2年の澤井 武雅(さわい むが)な。後、こっち向いてピースしてるのも2年の菊池 陽(きくち よう)だ」
な、なんと個性的な方々なんでしょうか。誰一人真面目に練習に励んでいないっていう……。
無表情で目を瞑りながら何か悟りの境地を開きつつある澤井さんは、座っているからこそあまりよく分からないものの、おそらくは中肉中背。見た感じの体型が俺に似ていた。ちなみに俺の身長は172です。さらに、髪が目元を覆い隠さんばかりに長いのも少し気になる。
対して菊池さんのあの身長は如何なものだろう。中学生――いや、小学生にもあの背丈の少年は結構いると思うぞ。とにかく、菊池さんの容姿を良い様に言えば『可愛らしい』。悪く言えば『豆』。これが大変しっくりきます。
まぁ、まだ見えないけど他の部員さんはもっと普通の人達だろう。きっと。
「まぁ総勢3名の部活だが、これから一緒に頑張ろう!」
……あ、あれ〜? 聞き間違いかな? まさか人気の高いスポーツであるバスケットボール部の部員がたった3人だってさ〜。
「で、他の部員の方は?」
「以上! 総勢3名!」
あ、ありねぇぇぇ! 学校に1000人近い生徒がいるのになんだよ3人って! 怪しい部活でももっと集まるぞ!?
ここの部活、何かとてつもなく嫌な予感がするのは俺だけだろうか。
それから遅れる事、30分。何食わぬ顔で部活見学にやって来た王子様も、このバスケ部の現状を聞いて開いた口が塞がらなかったとか。
いや、ほんとこれからどうなるんでしょうね?
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